昭和初期の建物が並ぶ町in気仙沼

男山本店編  TOP



風待ち(カザマチ)区域 (現 魚町) で、酒造業を営んでいる男山本店店舗を

手がけた大工は東京からわざわざ来たと言う・・・。

この区域ではよく目立ち、他の建物群とは違い洋風である。


   

外観は御影の洗い出し。(木筋コンクリート造と登記簿に記載)木造3階建て。

  

外壁にさりげなく付いてる電燈は、当時の銀座で流行った形かもしれない。



此処の柱も、敷地なりに建つため鋭角である。

   

今は、殆ど使われていない和室・・何気ないけれど、よく見ると細部にこだわりが!

  

     

床の間と、床脇の「チンくぐり」は、左官泣かせで面倒なのであまり行われていない。

      

ケコミ板が付いてる床の間の床かまち、よく見ると杉の一枚板

凄く太い杉であることが分かる贅沢なケ込み部分である。

床の間の黒い壁は当時流行していたらしい。斎藤家でも同様な色であった。

   

  


   

板欄間は透かし模様。

  

棹ぶち天井 天井板は過ぎの柾。       梅模様の引手

  

二階の廊下も、敷地なりにあわせ、平行ではなく徐々に広がっている。

    

三階の格天井(ゴウテンジョウ)、板目が市松模様になっている。

日本的な折上げ天井であるが、それを洋風にアレンジしてシックイで仕上げている。

  

棹ぶちの収め部分と、折上げ天井

     

  上げ下げ窓も桟のバランスが良く計算されていて

洋風をイメージ作っている。

  

かつて、引き違いの建具だか言っていた間仕切りの枠も、何十にも仕上げてあり

洋風に気配りされている。三階に上がる階段も同様である。

  

無造作に置かれているシャンデリアは、昭和初期の華やかさを物語っている。 

 階段の欄干。

木の曲がりを上手に利用したオシャレな仕上げ。    

 店舗部分も優れているが、奥に続く居間、土蔵、外のセガイ造りトイレのタイル。

どこか、和風の中に洋風を取り入れたこの建物は、そこはかとなく東京文化を匂わせている。